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私たちはホテルというステージで自分自身を演じる俳優です

Anthony Tschudinさん 

ホテルマネジャー



アップビートの音楽が流れるフレンチダイニングで撮影に応じるアンソニーさん。御苑の緑を見晴らす眺望、和のエッセンスを随所にとりいれた、東京のラグジュアリーホテルのマネジャーです。スタッフのパーソナリティーが感じられる、自然体で行き届いたサービスが印象的です。



小さい頃から、毎年、大晦日に蝶ネクタイをつけるのが我が家の習わしでした。蝶ネクタイがお祝いの幸せな気分を盛り上げてくれるのです。


自由な気風の家庭で、お酒やたばこも、一線を越えなければ自分の好きなようにしていいと言われて育ちました。信頼されるとモチベーションが上るでしょう。私の子供もまだ小さいのですが、同じように育てたいと思っています。



スイスで生まれ、1歳の時に一家で香港へ。

ホテルマネージメントとホスピタリティを学ぶためにスイスに戻るまで、お父様の仕事の関係でアジア諸国で育ち、家族でさまざまなホテルを常に利用してきました。


アンソニーさんにとって、ホテルは安心できるところであり、人が行き交い家族や友人たちが集う、決して退屈することのない特別な場所でした。人が好き、旅が好き。10歳になる頃にはホテルマンになると決めていました。


ホテルで勤務する私たち、とくに管理職や支配人は早朝から夜遅くまで忙しく働きます。毎日がエキサイティングな素晴らしい仕事です。私の天職ですね。

ホテリエはみな俳優のようなものだと思っています。俳優は劇場や映画でさまざまな役を演じますが、私たちはホテルというステージで自分という本当の役柄を演じているのです。

長い1日が終わると、お気に入りの音楽でも聴いて十分にリラックスし、また翌日には気持ちを新たにステージに上がります。どんなときもお客様に素晴らしい体験をしていただくことを目指して。

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